エコデリーター

エコデリーターは、微細な連続気孔の硬質体である金属セラミックス複合品、エコボールを使用しています。エコボールは強固であり、表面は微細な凹凸があるため、投入した生ごみを短時間ですりつぶすことが可能です。そのため一般的な生ごみ処理機のような前処理用の破砕機は必要ありません。

エコボールによって短時間でゴミを微細化することができるのはエコでリーターならではの特徴です。栄養分がなく休眠している微生物全体に対し、生ごみを均一に供給。短時間でろ材全体の微生物を活性化します。

エコデリーターは、液肥利用として多くの実績を有しています。堆肥・コンポストのような二次発酵や数年間にわたる完熟化を待つ必要がなく、機械から取り出してすぐに使用できるのが特徴です。

ウッドチップやオガクズといった不純物の混入も少なく純度の高い液肥が製造できます。また多年の栽培試験の実証で、有用な液肥であるとして自治体のグリーン商品にも認定されています。

エコでリーダーを使用する際、必要な作業は「生ごみを入れる」という作業だけです。生ごみの水きりをする必要もなく、コンポスト排出の手間や費用もかかりません。専門知識も不要で、人件費も少なく済ませられます。

分解液は自動的に排出されるため、余剰汚泥の廃棄や菌床の補充もほとんどなくまた排出される分解液は下水道に放流するもしくは既設の浄化槽に流すだけなので、特別な行程もありません。

実働の撹拌時間が少なく、大きな動力を必要としないため、堆肥タイプと比較すると、電気代を3分の1程度※に抑えられます。
（※藤森産業機械での製品比）

生ごみ処理機を使用するうえで不安な故障や保守の必要性に関してですが、活動する分解菌は自然対流で分解処理が可能であるため、ブロワーや大型ヒーター、脱臭装置も必要ありません。とてもシンプルな構造であるため、故障が少なく保守もしやすいです。