こちらの記事では、業務用生ごみ処理機の導入事例についてまとめています。それぞれの施設において、どのような課題を抱えていたのか、また導入によってどんな効果が得られたのかといった点についても紹介していますので、生ごみの処理に困っている場合には、ぜひこちらの内容を参考としてご確認ください。
介護施設において、業務用生ごみ処理機である「ゴミサー」を導入した事例です。
こちらの施設では、ゴミサーを導入する前は生ごみを業者に回収を依頼して処理していましたが、どうしてもごみの集積所の臭いに施設のスタッフ全員が悩まされていたという課題がありました。これは、施設では1日だけでも大量の食べ残しなどの生ごみが出るため。この点から、週2回のごみ回収では限界があった、という状況でした。
以上の理由から、こちらの施設ではゴミサーを導入しています。導入によって回収までゴミを溜めておく必要がなくなったため、集積所の悪臭に悩まされることも無くなった、という効果が得られています。また、衛生面でも導入して良かったとの声が上がっています。
参照元:ゴミサー/ゴミサポーター公式HP(https://www.gomiser.jp/voice.html)
保育園での生ごみ処理機の導入事例を紹介します。
こちらの保育園では、「衛生面を強化したい」という目的があり、業務用生ごみ処理機である「ゴミサー」を導入しています。導入後は、生ごみを保管しておく必要がなくなり、いつでも処理ができるために衛生的であると感じているとのこと。さらに、以前使用していたごみ処理機よりも使用しやすいと実感しているようです。
ゴミサーの排水は液肥にもなり、必要な時に使用できる点もメリットとなっています。
参照元:ゴミサー/ゴミサポーター公式HP(https://www.gomiser.jp/gomiser/case.html)
福井市の清明公民館では、令和2年10月に福井県内の公民館として初めてSDGsに取り組むことを宣言しています。そして、こちらの公民館で活動している「せいめい夢ファーム会」は、地区内の家庭から持ち寄ったゴミを堆肥化して畑で再利用し、有機野菜の栽培に役立てることにより、資源循環型社会の実現を目指しています。
これまでは、堆肥化を行う際にはバケツ型のコンポストを使用していましたが、より効率的に堆肥化を行いたい、と考えたことから「業務用バイオクリーン」を導入しています。こちらの処理機でできた堆肥を使った有機野菜は、夏祭りや感謝祭などのイベントなどで低価格で販売されており、地域の人々のふれあいの場を創出しています。
参照元:スターエンジニアリング株式会社公式HP(https://www.stareng.co.jp/seihin/gomi/bs-gomi-bioclean-jirei/)
新潟県の森林組合にて生ごみ処理機を導入した事例です。
こちらの組合では、特産品である野菜加工品の残渣を処理する必要がありますが、生ごみの処理費用が高騰していることが課題として上がっていました。
このように、生ごみの処理方法について困っていたところ、展示会にて業務用生ごみ処理機「シンクピア」を知ったことから、導入の検討が行われました。森林組合では、「残渣を外部に外に出さずに処理をする」という点にこだわっていますが、こちらの点にもシンクピアが合致。生ごみ処理機の導入により、処理に必要なコストの削減に加えて、環境への配慮といった点にも取り組めています。
参照元:シンクピア公式HP(https://sinkpia-j.co.jp/example/2023_0703/)
1日でおよそ200食の食事を提供している福祉施設において業務用生ごみ処理機を導入した事例をご紹介します。
こちらの施設では、2000年から業務用生ごみ処理機「バイオクリーン」を使用しており、リニューアル後も再度採用しています。施設の入居者やデイサービスの利用者、職員の食事の調理屑や残渣を分解、堆肥化しています。
実施に処理機を使用する際には、ざるなどで水を切った生ごみを1日3回処理機に投入しています。こちらの処理機であれば投入した生ごみのほとんどは1日で分解が可能です。
バイオクリーンで使用する機材は長持ちすることに加え、増えた基材は2〜4週間に1回取り出して良質な堆肥として利用することが可能。処理機で作られた堆肥を施設の職員や入居者の家族などが家庭菜園で活用できる、というメリットも得られています。
参照元:スターエンジニアリング株式会社公式HP(https://www.stareng.co.jp/seihin/gomi/)
こちらの記事では、さまざまな業務用生ごみ処理機の導入事例をご紹介してきました。生ごみが多く出る施設などでは、衛生面や臭いなどの問題もあるためその処理に困っているケースもあるのではないでしょうか。
そのような場合には、生ごみが出たらすぐに処理が行える生ごみ処理機を活用することによって、これまで抱えていた課題を解消できるでしょう。さまざまな業務用生ごみ処理機がありますので、ニーズや予算などに合うものを探してみてください。
消滅型「ゴミサー/ゴミサポーター」
生ごみ減容率 | 99.9% |
生ごみの処理後の形態 | 水と炭酸ガスに分解 |
メンテナンス頻度 | 特殊なメンテナンス必要なし |
メンテナンス内容 | ー |
販売年数 | 25年(1997年~) |
堆肥型「バイオクリーン」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 約85%が水蒸気や炭酸ガスに分解 残りの一部が堆肥になる |
メンテナンス頻度 | 定期点検あり・要問合せ |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 17年(2004年~) |
乾燥式
「業務用(電気)
乾燥式生ごみ処理機」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 処理品 |
メンテナンス頻度 | 訪問定期点検・年1回 |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 記載なし |
Googleで「業務用生ごみ処理機」と検索して上位表示されたうち、100キログラムの処理能力を持つ機械の取り扱いがあるメーカー18社をピックアップ。
なかでも販売年数の高い会社(公式HPに販売年数を明記しているうち)の生ごみ処理機を、方式ごとに1社ずつ「おすすめの機種」として掲載しています。
※乾燥式のみ販売年数の明記のあるメーカーがなかったため、Google検索で上位かつ会社の創業年数が高い会社を選定しました。
※情報は2021年5月時点のものです。