株式会社ケイ・アイ・ディが製造販売する「エコライズ」は、生ごみを水と二酸化炭素に分解してくれる生ごみ処理機です。排水不要なうえ臭いもほとんど気にならず、設置する場所を選ばないのが魅力的。ここでは、エコライズの特徴や仕様について紹介します。
生ごみ減容率 | 最大98% |
生ごみの処理後の形態 | 水と二酸化炭素に分解(およそ2%は残渣として残る) |
メンテナンス頻度 | 年2回、1時間程度(※アフターメンテナンス契約の範囲で実施) |
メンテナンス内容 | 排気フィルターや吸気フィルターの交換等 |
販売年数 | 不明 |
エコライズは消滅方式の業務用生ごみ処理機です。独自開発の活性剤を用いており、バクテリアを短時間で増殖させて生ごみを分解します。
処理の方法は、生ごみをエコライズに投入してスタートボタンを押すだけ。エコライズに投入された生ごみは二酸化炭素と水に分解され、水分は水蒸気として排出。そのため排水の必要がなく、汚水による二次汚染のリスクも防げます。
なお、エコライズでは最大98%の生ごみを分解できますが、2%程度は残渣として機械内に残ります。
参照:エコライズ公式サイト
http://shoriki.leaflink.co.jp/system/index.html
業務用生ごみ処理機の抱える問題のひとつが“臭い”でしょう。そこでエコライズでは、白金触媒脱臭装置を標準で装備。生ごみの臭いがほとんど気にならないため、学校施設や公共施設などさまざまな施設で導入できます。
エコライズはバイオの力によって生ごみを処理しています。熱風を生ごみにあてて処理する方式ではないため、爆発事故などのリスクを抑えられます。なお、エコライズには独自開発のCPUを用いており、生ごみを処理する微生物が活動しやすいよう庫内の温度や湿度をコントロールしています。
エコライズには10kgタイプと20kgタイプがあり、どちらも底面から投入口までの高さは86cmほど。大人の腰程度の高さのため、生ごみ投入時のストレスを軽減してくれます。デザインはシンプルなうえ、カラーは30種から選ぶことが可能。オーダーカラーにも対応してくれます。
エコライズには購入後1年間の保証期間がついています。また、購入時にアフターメンテナンス契約を結ぶ必要があり、定期メンテナンス契約料金が発生します。アフターメンテナンス契約を結ぶと年2回のメンテナンス作業を受けられるため、エコライズの寿命を延ばすことができるでしょう。
エコライズの口コミ評判は見つかりませんでした。
業務用生ゴミ処理機「エコライズ」は、臭いの問題、残渣対策、安全性、デザイン性に優れ、幼稚園や保育園などの施設に適しています。
幼稚園の昼食とおやつの残りを堆肥にするのに、1日2回程度使用。エコライズは衛生的であるため、調理場付近に設置しています。そして、残存物は堆肥として花壇なのに使用しています。
エコライズは、雨ざらしになると水が槽内に入り、菌の活性化に良くないといわれています。幼稚園では、屋根のない場所に設置しているため、保護シートを被せています。保護シートを被せることで問題なく使用できています。
エコライズの高さは大人の身長だと腰まであるので、生ごみを投入しやすい設計になっています。おかげで、生ごみの投入が楽で使いやすいです。幼稚園では10kgタイプを使用していますが、20kgタイプも同様と聞いています。
メーカー名 | 株式会社ケイ・アイ・ディ |
所在地 | 静岡県牧之原市布引原455-1 |
消滅型「ゴミサー/ゴミサポーター」
生ごみ減容率 | 99.9% |
生ごみの処理後の形態 | 水と炭酸ガスに分解 |
メンテナンス頻度 | 特殊なメンテナンス必要なし |
メンテナンス内容 | ー |
販売年数 | 25年(1997年~) |
堆肥型「バイオクリーン」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 約85%が水蒸気や炭酸ガスに分解 残りの一部が堆肥になる |
メンテナンス頻度 | 定期点検あり・要問合せ |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 17年(2004年~) |
乾燥式
「業務用(電気)
乾燥式生ごみ処理機」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 処理品 |
メンテナンス頻度 | 訪問定期点検・年1回 |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 記載なし |
Googleで「業務用生ごみ処理機」と検索して上位表示されたうち、100キログラムの処理能力を持つ機械の取り扱いがあるメーカー18社をピックアップ。
なかでも販売年数の高い会社(公式HPに販売年数を明記しているうち)の生ごみ処理機を、方式ごとに1社ずつ「おすすめの機種」として掲載しています。
※乾燥式のみ販売年数の明記のあるメーカーがなかったため、Google検索で上位かつ会社の創業年数が高い会社を選定しました。
※情報は2021年5月時点のものです。