業務用生ごみ処理機にはいろいろな方式があり、メーカーによって1つひとつ特徴が異なります。
機械のサイズや値段だけで安易に決めてしまって、導入後に困った事例も。
・処理容量が足りなかった
・余分なコスト・手間がかかってしまった
・自社の施設と機械が合わず、活用できなかった
などなど…
こうした失敗を防ぐには、導入の目的や設置条件、優先したい事項などをしっかりと考慮したうえで、適切な方式・メーカーを選定することが大切です。
そこで、業務用生ごみ処理機の販売実績が豊富で、他社からの乗り換え相談に多く対応している、株式会社エイ・アイ・シーにインタビュー。
よくある失敗事例から、導入前にチェックするべきポイントを聞きました。
事前に知識を得ることで、トラブルを回避し、自社に適した生ごみ処理機を選定できるようにしましょう。
答えてくれたのは…
株式会社 エイ・アイ・シー
代表取締役 来間 秀光さん
ゴミサー/ゴミサポーターの製造元である株式会社エイ・アイ・シーは、業務用生ごみ処理機の販売開始から25年、これまで全国に3500台以上導入してきた実績あるメーカーです。すでに利用しているユーザーからのリピート率も高く、現在も毎月コンスタントに設置しています。
また、豊富に蓄積された生ごみに関する専門知識・経験値をもとに、他社からの乗り換え相談にも多く対応しているそう。
そんな信頼と実績のある株式会社エイ・アイ・シーに、今回、業務用生ごみ処理機の導入でよくある失敗事例について聞きました。
「生ごみならなんでも入れられる」とは限りません。
見落としがちなのが、機種によって「生ごみの投入制限」があるということです。
業務用生ごみ処理機には、一概に生ごみならなんでも入れられるわけではないという点に注意してください。
たとえば、ご飯の投入制限がある機械を導入してしまい、失敗したおにぎり工場があります。
一般的な生ごみ処理機はご飯やとろみの多い食品の処理が苦手です。機械のなかで混ぜているうち、団子状態になってしまうことがあるからです。そのため、投入量の制限や、投入自体不可能な場合があります。
廃棄される生ごみの種類にかたよりがある場合は特に、導入を考えている機械がそれに対応しているかを細かく確認しましょう。
堆肥を作るのは案外たいへんなのです。
生ごみを処理したあとの残渣物を堆肥として活用できる「堆肥型」は、ごみ処理を通してエコ活動に貢献できるというメリットを持っています。しかし一概に処理機に生ごみを入れるだけで堆肥ができるわけではないという点には注意が必要です。
機種によっては機械内部の水分調整が必要だったり、生成された処理物を堆肥にするのに2次発酵をしなくてはいけない場合もあります。
また堆肥を日常的に使わない施設の場合、できた堆肥を持て余してしまい、結局可燃ごみにして余計にコストがかかった、なんてこともあると聞きました。
堆肥型はエコですが、管理にどのような手間がかかるか、堆肥がどの程度できるか、その使い道などもトータルで考えてみてくださいね。
方式名にまどわされず、納得いくまで詳細を確認しましょう。
一般的に「消滅型」は生ごみを水やガス・少量の残渣に分解する方式のことを指します。
弊社のゴミサー/ゴミサポーターも減容率99.9%を誇り、投入した生ごみはほぼすべて水に分解されます。
しかし、機種によっては「消滅型」をうたっていても、水にならない製品もあるようです。生ごみが汚泥のような状態で処理され、浄化槽がパンクしたり、排水管の洗浄回数が増えたりしたという例があります。消滅型とされる機械すべてが生ごみを完全に分解できるというわけではないのですね。
方式名だけで判断せずに、減容率や生ごみの処理後どのような形態になるのかなど、納得いくまで細かく確認することが大切です。
業務用生ごみ処理機は「なにが良いのか?」「どういった点を重視するべきなのか?」など、どのように選ぶべきかの判断が素人目にはつきません。
決して安価ではないうえ、一度導入したら長期間使う商品ですから、たしかな実績と対応力を持ち合わせている会社に相談するのが賢明です。
これから導入を考えている人も、導入したものの思ったように運用ができていないという人も。一度、株式会社エイ・アイ・シーに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
メーカー名 | 株式会社エイ・アイ・シー |
所在地 | 東京都八王子市万町23-2 |