ここでは、介護施設における生ごみ処理機の導入事例を紹介します。
介護施設では高齢者向けの食事を提供しているため、栄養バランスはもちろん、味や見た目などにこだわる施設も増えています。
調理過程で出る生ごみや、食の細い高齢者が食べ残すものは生ごみとなります。
毎日大量に出る生ごみをどのように処理しているのか、実際の介護施設での導入事例を紹介します。生ごみ処理機の導入検討の参考にしてみてください。
堆肥になる生ごみ処理機を使用していたのですが、処理機から中身を取り出すのが大変でした。取り出した堆肥もどう処分するか困っていました。また悪臭もひどく、苦痛でした。
完全消滅型の生ごみ処理機を導入しました。
完全消滅型ですので、生ごみを投入するだけで処理が終わるようになりました。残渣の取り出しもなく、ニオイも気にならなくなり、課題が改善しました。
これまでの生ごみ処理機は処理したものを取り出す必要がありました。また処理機まで生ごみを運ぶのが大変でした。
約24時間で生ごみを液化する、微生物の力で生分解処理する生ごみ処理機を導入しました。
処理物を取り出す必要がなく、処理容量を超えない限り生ごみを追加投入できるようになりました。室内に設置できましたので、生ごみを運ぶ経路が短くなり、従業員の負担軽減になりました。
分解菌(基材)が生ごみを分解消滅させる方式の生ごみ処理機を使用していましたが、老朽化によりリニューアルの必要がありました。
ランニングコストが低く良質堆肥ができるため、リニューアル時も同じ生ごみ処理機を採用しました。
入居者や職員の生ごみをバイオ分解し、堆肥化しています。堆肥の取り出しは2〜4週間に1度、堆肥は職員や入居者の家族が家庭菜園で活用しています。
社会福祉施設では、施設内の調理場から出る生ごみの処理に困っていました。
生ごみを微生物によって分解し、堆肥にする生ごみ処理機を導入しました。分解微生物の追加や交換は長期間不要で負担がありません。
生ごみからできた堆肥は施設内の畑で利用し、野菜を栽培・収穫するなど、利用者のリハビリにもなっています。
厨房が2階にあり、生ごみを階下へ運ぶ手間が負担でした。
生ごみを水と炭酸ガスに分解する完全消滅型の生ごみ処理機を導入し、2階のベランダに設置しました。
2階ベランダに設置できたことで、1階まで生ごみを運ぶ手間がなくなり負担が軽減しました。悪臭の発生もなく衛生的です。
消滅型「ゴミサー/ゴミサポーター」
生ごみ減容率 | 99.9% |
生ごみの処理後の形態 | 水と炭酸ガスに分解 |
メンテナンス頻度 | 特殊なメンテナンス必要なし |
メンテナンス内容 | ー |
販売年数 | 25年(1997年~) |
堆肥型「バイオクリーン」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 約85%が水蒸気や炭酸ガスに分解 残りの一部が堆肥になる |
メンテナンス頻度 | 定期点検あり・要問合せ |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 17年(2004年~) |
乾燥式
「業務用(電気)
乾燥式生ごみ処理機」
生ごみ減容率 | 記載なし |
生ごみの処理後の形態 | 処理品 |
メンテナンス頻度 | 訪問定期点検・年1回 |
メンテナンス内容 | 要問合せ |
販売年数 | 記載なし |
Googleで「業務用生ごみ処理機」と検索して上位表示されたうち、100キログラムの処理能力を持つ機械の取り扱いがあるメーカー18社をピックアップ。
なかでも販売年数の高い会社(公式HPに販売年数を明記しているうち)の生ごみ処理機を、方式ごとに1社ずつ「おすすめの機種」として掲載しています。
※乾燥式のみ販売年数の明記のあるメーカーがなかったため、Google検索で上位かつ会社の創業年数が高い会社を選定しました。
※情報は2021年5月時点のものです。